よーぜふ・しゅんぺーた


今日、「資本主義・社会主義・民主主義(ヨーゼフ・シュンペータ[著])」という本を読み終わりました!

ざっくり言うと、マルクス経済学の要約から、現代資本主義の業績と今後の展望を説明してから、最終的に社会主義への移行までを論じていた、と理解しました。。。(詳しくないので、解説してくれる友達が欲しいですね・・)

きちんと理解できていたかは、これから他の経済本も読んでみて、また見返した時にわかることですね・・・! ただ、自分の理解した内容を整理してから、もう一回読みたいと思うくらいに、刺激を受けた本ではあります。 一応、今の僕が感じたことも書いて置きたいなと思います。

現代では、資本主義が経済格差を広げていることは確かですが、一般大衆の生活水準は間違いなく上がっていますし、貧困もどんどん少なくなっていると思っています。世間一般的には、資本主義はもううまく回らないとよく言われていますが、これ以上に上手くいくシステムがあるのかと言われると、これはきっと誰も答えられない難問なんでしょうね・・。

ただ、この本で最後の部で書かれている、社会主義への移行は、非常に納得のいく内容だったと思います。以前から僕の中では、現在の北欧諸国は、資本主義国家だけど、税率が高いおかげで社会保障が充実していて、政府が大きな管理組織となった非常に社会主義に近いような国だなとは思っていました。こんな感じで、元々は完全な資本主義国家だったけど、徐々に社会主義的な政策を実行する政府に移行していき、あとから社会主義国家と呼ばれる国は、今後増えていくんじゃないかなとも思いますし、自然な流れなんじゃないかなとも考えています。おそらく、シュンペータが言いたかったことに近い道を辿っているんじゃないかなと思ったりもしています。

この本の中では、シュンペータは斬新な考え方のような書きかたっだたので、シュンペータが生きている時代には、北欧の情報はあまり世界には発信されていなかったのかもしれないですね。というよりも、北欧の社会保障は50年以上かけて構築されたみたいですが、まだ初期の頃だったということかもしれないですね。

ただ、書かれていた予測の多くが、資本主義が成し遂げたこととかなり重なる部分があるようにも感じました。書かれた時期としては、第2次世界大戦に差し掛かるかみたいな時期のようで、本当に知らなかったのかとは思えないような予測ばかりでしたね。。

どうやら、シュンペータは、経済学だけでなく様々な分野に精通していたみたいで、それだけ知識が豊富で、その知識を論理的につなぎ合わせる力があれば、こういった何十年先の未来の大枠を予測もできるということでしょうか。

どこかで聞いた話だと、人口動態はかなり正確に予測できるみたいです。経済も人の活動そのものなので、考慮しなければいけない変数は多くなるけれど、大きな方向性はなんとかつかめるのかもしれないですね。僕は、一般人なので、結果を理解することまでで精いっぱいみたいですが・・。

ただ、この本を読んで、今までの疑問を言語化できたような気がして、何故かすっきりしたような気分にもなってます・・! こんな話を友達とじっくりしてみるのも楽しいかもな~と思って止まない今日この頃です・・・。


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